ジャパニーズ・クラフトジンHINATA

2022年3月12日付NIKKEIプラス1 の「ジャパニーズ・クラフトジン初心者でも楽しめる、おすすめの商品」に日南市にある焼酎メーカー京屋酒造のクラフトジンHINATAがランクインしていましたのでご紹介します。

これはジャパニーズ・クラフトジンに詳しい専門家の助言を参考に、大手ショッピングサイトなどで購入が可能な品から「香りや味」「コンセプトの独創性やデザイン」などを基準にして選ばれました。

蒸留酒の一種であるジンは、穀類などから作られる中性アルコールに、ジュニパーベリー(セイヨウネズの実)を始めとした「ボタニカル」と呼ばれる植物成分を加えて蒸留することで、個性的な香りや風味を生み出しています。

通常よりも原料や産地にこだわった製品は「クラフトジン」と呼ばれ、同じ蒸留酒のウイスキーなどと比べて設備投資が安価で済み、製造に時間がかからないため、日本でも2015年に日本初のジン専門蒸留所となる京都蒸溜所が創業、2016年今ではジャパニーズ・クラフトジンの先がけとして人気を集め、英国の酒類品評会で最高賞を獲得するなど国際的評価も高い「季の美 京都ドライジン」を発売してから酒造メーカーが続々参入。今年2月時点で国産クラフトジンは70~80種類にも上るということです。

他国と比べ日本酒や焼酎由来のスピリッツが多く、緑茶といった日本の名産品がボタニカルに使われていて、ボタニカルへの健康的なイメージや、洗練されたボトルデザインもあって、女性人気も高いということです。ソーダ割りやロックで楽しむのがおすすめだそうです。

クラフトジンHINATAは1834年創業の京屋酒造が手掛け、地元のかんきつ類である日向夏やキンカン、ヘベスをメインのボタニカルとして使用し、従来のジンらしいハーブ・スパイス系など計18種類を組み合わせることで、温かく柔らかな味わいと深い余韻が広がっていきます。

県出身で世界的に活躍する女性バーテンダー蛯原三奈さんが総合監修、ボトルのデザインは、宮崎在住の画家・入江万理子さん、「カルダモンやカモミールなどの華やかで豊かな香りとスパイシーな味わいのバランスが良い」、陶器製のボトルやコルクの栓も特徴的で「デザインが良い」と世界観を評価する声が多く寄せられています。