「東京ひなた混声合唱団」指導の黒田たまきさん

新年明けましておめでとうございます。
「東京ひなた混声合唱団」の指導に当たっております黒田たまきです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

関東では、新年早々に思いがけない大雪に見舞われました。東京は雪に弱いといつも言われますが、お怪我をされた方などいらっしゃらないことを祈ります。

「東京ひなた混声合唱団」が発足しまして5年目に入りました。高校の大先輩の下苙直樹氏のお誘いを受け、発足と同時に指導に当たらせていただいております。
コロナ禍のため、昨年の9月まで1年7ヵ月もの間、練習は完全にストップしておりました。定期的なオンライントークでお話しはできるものの、団員の皆様との直接交流は出来ずに本当に寂しい期間が過ぎました。

昨年10月からは駒込地域文化創造館や雑司が谷地域文化創造館を借りて、何とか練習再開が出来まして、やれやれと思った次第です。とはいえ、場所と時間が以前とは違うため、都合のつかない方も多く、従来の半数程度の人数で細々ですが楽しくやっております。

合唱そのものが、感染症にはリスキーだと言われていますので、長きに渡って休まざるを得なかった訳ですが、家に籠ってばかりいては、誰でも心身ともに衰えてしまいますし、何かやりがいや目的を持って少しでも安心して出来ることはないかと考え、有志のみですが「オカリナ」に取り組むことにいたしました。今は皆さんで楽しく合奏できることを目標にチャレンジしております。

私自身のことですが、私の子供の頃は、家にはオルガンしかなかったものの、よく歌の好きな母が、「この道」や「平城山」などの日本の歌を歌ってくれました。また年の離れた兄がオルガンを弾いて私が見よう見まねで英語のポップスを歌うなんてことが、それはそれは楽しい時間でした。
私は日南の吾田で生まれ、飫肥に移り、飫肥小、飫肥中と飫肥城跡の敷地にある学校に通いました。中学で陸上部に所属した私は(合唱部はなかったと思います)、部活の仲間と一緒に近くの川に飛び込んで夏休みを過ごしておりました。決して泳ぐのが上手だったわけではないので、足の届かない深さの川は怖くもあり、危険ですらありましたが、スリルも味わいながらのとても楽しい思い出となっています。
陸上部の練習と帰宅後のピアノの練習は日課でした。ピアノはサボることは許されず、元旦と病気の時だけ休めたように思います。陸上部とよく両方続けられたものだと、今となっては思います。
日南高等学校卒業後に上京し、国立音楽大学声楽科で学びましたが、その後もずっと声楽の研鑽を積むべく歌を続けております。何でも極めようと思えば大変ですが、歌も大変奥が深く、からだの変化や使い方、体調によって、もろに表に現れますので、一生涯の勉強と思っております。今は「東京室内歌劇場」に所属し、コンサートやオペラ、合唱等を続けております。

合唱団の皆さまも、何より歌うことで元気が出ますし、ストレス発散にはもってこいだと思いますので、練習後はスカッとされているのではないでしょうか。声は使わないと萎んでしまいますから、おしゃべりも重要です。ましてや大きな声で歌うことは本当に心身の活力に繋がると思います。今年度の総会でのご披露が許されれば、合唱団として明るく楽しくお披露目したいと願っております。オカリナも少しご披露したいです。

「東京ひなた混声合唱団」は、活動団員は30名ほどです。入団はいつでも皆で大歓迎です。経験がなくても楽譜が読めなくても大丈夫です!
あなたも入団なさいませんか。
一同お待ちいたしております。

黒田たまき

(注)背景の写真は「ジャカランダと道の駅」で、ジャカランダは平成27年4月1日付けで、日南市の花木に制定されています。ブラジル県人会からが宮崎県に贈呈されたジャカランダの花の苗を育成、旧南郷町では、ジャカランダを活用したまちづくりに取り組み、現在では、日本有数の群生林となっています。6月の開花時期に合わせてジャカランダ祭も開催され、多くの観光客で賑わいます。

以上