高千穂峡 柱状節理の美 神々の舞台NEW 

2024年6月22日付日本経済新聞、NIKKEIプラス1では溶岩が冷める時に多角形の規則性のある岩となる柱状節理(ちゅうじょうせつり)、火山大国・日本には「神殿」とも見まがう名所が多く、一度は訪ねたい、美しく迫力のある絶景を全国の柱状節理が見られる観光地を25選定、景観のダイナミックさと、周辺も含めた観光地としての魅力の観点から文化庁文化財調査官などの9人の専門家が1〜10位を選び、その結果、高千穂峡が2位となりましたので、ご紹介いたします。その選定コメントは以下のとおりです。

神都。神々の里。この地がそう呼ばれる理由が訪ねるとよくわかる。悠久の時を刻んだ節理(割れ目)の豪快さと深緑の木々の隙間から差し込む光の繊細さ。その非日常的な調和は、神々の舞台の演出のようにさえ感じられる。

「阿蘇山の火砕流によってできた柱状節理の崖が続く中に真名井の滝が流れ落ちる景観が静謐(せいひつ)」(静かで落ち着いている)だ。「高さ80〜100メートルの渓谷は四季折々の風景を生み、ボートで巡ることができる。ボートは1艇・30分5100円(火水木は4100円)と強気の設定だが「平日も3〜4時間待ちで、夏休みは予約で埋まる」人気ぶりだ。

「市街地から谷を下りると河床から立ち上がる節理。景観の変化に心を打たれる」

一般社団法人高千穂町観光協会HP

その他のランキングは以下のとおりです。

1位 東尋坊(福井県坂井市)日本一有名な柱状節理

3位 玄武洞 (兵庫県豊岡市)地球磁場逆転発見の地

4位 層雲峡 (北海道上川町)24キロメートルも続く圧巻の景色

5位 畳石 (沖縄県久米島町)視界を埋め尽くす六角形

6位 爪木崎<つめきざき> (静岡県下田市)江戸時代には石材としても

7位 日御碕<ひのみさき> (島根県出雲市)灯台と荒波が織りなす絶景

8位 楯ケ崎<たてがさき> (三重県熊野市)絶壁、紺碧の海、打ち砕ける白波

9位 清津峡 (新潟県十日町市)鉛筆を束ねたような深い渓谷

10位 原尻の滝<はらじりのたき> (大分県豊後大野市)田園地帯に突然現れる奇瀑