「小村寿太郎侯東京奉賛会」第2代会長下苙直樹就任のごあいさつ 

 私は、先月「小村寿太郎侯東京奉賛会」臨時総会において、第2代会長として選任された
下苙(しもおろ)直樹と申します。敬慕して止まない侯と同郷で、風光明媚な宮崎県日南市
の出身であることを誇りに思っています。
 まさに、米国トランプ大統領の関税発言が国際的に問題となっていますが、当会は、
明治の外交官としてポーツマス条約等輝かしい功績を残し、特に、幕末に締結した不平等
条約を改正して、関税自主権を回復し、日本国を「一等国」に押し上げた小村寿太郎侯の
遺徳の顕彰、偉業の伝承、人材育成並びに会員相互の交流及び資質の向上への寄与を目的
として、平成24年12月12日に設立されました。
 以来、川村蒼市初代会長のもと、この会の原点でもある、青山霊園の小村侯墓掃除(日
南市からの管理委託事業)と墓参(汗を流した後のランチが会員相互の親睦を大いに深め
ている。)並びに講演会・対話形式セミナーの開催、終焉の地(葉山)等への親睦ツアー
の催行、会報「NEWS LETTER」の刊行による会員相互のコミュニケーションの
推進、日南市の「めざせ小村寿太郎国際塾」生徒による青山墓地墓参の受け入れ及び外務
省外交史料館との交流等様々な活動実績を積んで参りました。特に昨夏は、訪れる人の多
い青山霊園内で第1号となった「案内板」を会員有志自らの手で設置し、小村侯の顕彰に
努めて来ました。
 今後は、この路線を一段と充実感の伴ったものとして推進し、殊に、小村侯の生い立ち
から、明治後期の外交官としての大活躍までを講演会やゼミナールを通して皆様と共に学
ぶ姿勢を強調しつつ、地元日南市をはじめとする関係諸団体との交流を一層深めて、さら
に将来、人材育成の観点から、大き過ぎる夢ながら「BEYOND KOMURA!」を目指す
気概で臨みたいものと思っています。
 平成30年3月31日現在の会員数は154名でありますが、この度のホームページ開
設により、さらに開かれた会として、宮崎県内は勿論のこと、全国から、また、全世界か
らの新しい会員を大いに歓迎したく、皆様のご入会を期待しているところであります。
                           
                               平成30年6月吉日