「“遥かなるルネサンス” 天正遣欧少年使節がたどったイタリア」展のお誘い

本年の在京宮崎県人会総会・懇親会も楽しく賑やかに終了することが出来まして、誠にありがとうございました。来年も、また楽しい総会・懇親会でお会いしましょう。

さて、皆様を「“遥かなるルネサンス”天正遣欧少年使節がたどったイタリア」展にご招待申し上げたいと思います。

ご存知のように、1582年(天正10年)2月、日本人の中から、ヨーロッパ文明の語り部となる人物を育成する必要があると考えられ、伊東マンショら4人の少年たちがヨーロッパへ向けて派遣されました。3年以上の月日をかけてイタリアのリヴォルノに上陸した一行は、ローマ、フィレンツィアやヴェネツィアなどの各都市を巡り、行く先々で歓待され、見聞を広めました。
本展は、天正遣欧少年使節が約8年半を要して日本に帰国を果たすまでの足跡をたどりながら、ルネサンスの中心都市・フィレンツィアなどの美術・工芸品を紹介しています。
特筆すべきは、2014年に奇跡的に再発見された《伊東マンショの肖像》でしょう。ルネサンス文化の栄華を築いた《メディチ家のプリンセス》も初来日。また、伊東マンショが、生まれて初めてダンスをしたとされる母親ほどの年齢が離れたトスカーナ大公妃・ビアンカの肖像画などなど、話題は尽きません。

伊東マンショは、1569年ごろ、日向国(今の宮崎県西都市)にて、伊東祐青と母である伊東義祐の娘(通称「町の上」)の間に生まれました。マンショは洗礼名で本名は祐益。イタリアから帰国後は、時代が信長から秀吉の時代へと移り、キリスト教の弾圧が始まっており、日向の飫肥を訪れた際に実母と再会し、その身を案じる母へ、「近ごろはキリスト教の取りしまりが厳しくて、夜、布教活動をしますので、寒さが身にしみます」と布教活動の苦労を吐露していています。しかし、彼は生涯をクリスチャンとして長崎でその波乱に富んだ一生を終えていることは有名です。

平成29年度在京宮崎県人会総会・総会実行委員一同、同郷の先駆者たちが歩んだ日々に思いを馳せるひと時を皆様と共有出来ればと、皆様のご参加をお待ちしています。


見学会日時:12月3日(日)
10:00  京王八王子駅改札口外集合
10:33  バスで移動(約20分)
11:00~12:30 会場での鑑賞
12:45  東京富士美術館発⇒八王子駅
13:15~15:30 懇親会
会 場:東京富士美術館(住所:東京都八王子市矢野町492-1)http://www.fujibi.or.jp/
入場料:実行委員長江藤幸作様のご厚意によるご招待
懇親会:京王プラザホテル八王子
会 費:3,000円(バイキング、アルコール類別料金)

*ご出席の返事を、活性化委員会 下苙直樹委員長(n.shimooro9238@bird.ocn.ne.jp)まで、または添付の申込書により、懇親会会場の都合もありますので、11月18日(土)までにお願いします。
遥かなるルネッサンス 申込書
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