令和元年7月度 一金会のご報告

令和元年7月5日(金)18時半から宮崎県東京ビル会議室で一金会が行われました。その結果の報告です。当日は30名強の参加で、東京学芸大学名誉教授で医学博士の宮崎義憲氏を講師にお迎えし、演題は『「太もも健康法」~太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる~』ですが5年半前の2013年12月にプレジデント社から『太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる ウオーキングの第一人者が教える健康の秘密』の書籍も出されていて、当日はパワーポイントを使って運動による健康づくりについて、科学的に分かりやすく語って頂きました。日本ハムファイターズ監督の栗山英樹さんは、大学時代の教え子です。

講演内容の要点は以下の通りです。

・老化は脳でも内臓でもなく足からやって来る。

・下半身の「筋肉」を鍛えることが長生きにつながる。

・中高年は下半身の「赤い筋肉」を鍛えよう。

下半身は体重を支えながら身体を動かすことから、人体筋の中で最も容量が大きく、速筋繊維(白筋)と遅筋繊維(赤筋)が混在している。速筋繊維(白筋)は瞬発力を生み出すが、疲れやすくエネルギーの消費量が多い、一方、遅筋繊維(赤筋)は疲れにくく、エネルギー消費も少ないという特徴があり、40歳を過ぎたら筋肉の中でも、特に下半身に多く分布している遅筋繊維(赤筋)を重視して鍛えていきましょう。遅筋繊維(赤筋)は日常生活の中でできる簡単な運動で十分に鍛えることができます。

・太もも強化による四大健康効果

①体脂肪燃焼効果(肥満症予防)

②疲労回復効果(肩こり・腰痛予防)

③大脳刺激効果(ボケ予防)

④姿勢改善効果(転倒予防)

・最も身近で手軽な有酸素運動とは?

ウオーキングは、太もも強化にも効果的で、お勧めは30分間の速歩。通常よりやや速いスピードのウオーキングを毎日30分ほど行いましょう。

講演会の後は、講師を囲んでの立食の懇親会でしたが、参加者の皆さんはやはり健康に関心がある方が多いのでしょう、懇親会でも講師へ質問が集中していたようでした。21時前に散会しました。(河野泰士)