日向市に私財5億円寄付「メディキット」中島さんに紺綬褒章

お倉ヶ浜総合公園野球場(日向市)の改修に向け、日向市に私財5億円を寄付したの医療機器メーカー「メディキット」(東京都文京区湯島1-13-2)の創設者、中島弘明さん(87)への紺綬褒章の伝達式が9日、日向市役所で行われました。

メディキット株式会社は当在京宮崎県人会の協賛会社でもあり、血管用カテーテル専門の上場企業で、人工透析…日本に33万人いる慢性腎不全用人工透析留置針で長年国内市場トップシェアで、静脈留置針…世界に先駆けた感染防止の止血弁付安全静脈留置針でも国内市場トップシェアを誇り、日向市には同社の流通倉庫やグループの東郷メディキット株式会社の工場が3か所あります。

同球場の改修は来年度に着工予定で、市は両翼92メートルを100メートルに広げたり、スコアボードを新しくしたりし、2025年春のオープンを目指します。

中島さんは日向市出身で、紺綬褒章は公益のために多額の寄付をした人をたたえるもので「改修に役立ててほしい」と寄付しました。

お倉ヶ浜総合公園は、日向市の中心部より南東へおよそ4キロメートル、黒潮の香る日向灘に面し、白砂青松の優れた自然環境で、日豊海岸国定公園に指定されています。
昭和52年(1977年)都市公園事業として着手、野球場、運動広場、庭球場、多目的広場、遊戯広場等、面積22.6ヘクタールを総事業費約15億円で昭和63年(1988年)完成。
なお、区域内に約12.4ヘクタールの塩害防備保安林を自然公園として取り込み、自然の遊歩道を設置し、潮騒と松風の音を聞きながら、松林の散策や、日向灘に面した南北4キロメートルにもおよぶ砂浜でのジョギング等、多目的利用ができる公園です。野球場は公式戦もできる両翼92メートル、
軟式野球用のナイター設備完備です。