「日本さくら名所100選」の母智丘公園 の桜が満開

桜の名所として知られる都城市の母智丘(もちお)公園では、ソメイヨシノなどの桜並木が満開の見ごろを迎え、多くの人たちの目を楽しませています。

都城市の母智丘公園は、ソメイヨシノやヤエザクラなどおよそ2600本の桜が並び、県内で唯一、「日本さくら名所100選」に選ばれていて、とりわけ道の両脇に2キロにわたって続く、桜並木の壮観な風景が人気を集めています。

また、桜並木を登った先の丘の上にある母智丘神社からは、母智丘公園全体を見下ろすことができ、毎年3月下旬から4月上旬にかけて、桜まつりが開催され、民俗芸能の披露や多くの出店でにぎわいます。

この日本さくら名所100選は、1990年に公益財団法人日本さくらの会(東京都千代田区永田町)の創立25周年記念として選定、建設省、運輸省、環境庁、林野庁、全国知事会、財団法人国際花と緑の博覧会協会の後援によって行われたもので、以下の9つの選定基準によって選ばれています。

1.桜の名所としての知名度が高い
2.比較的健全な成木である
3.花見客が多い(利用者が多い)
4.保護管理体制が整っている
5.歴史がある(由緒ある)
6.桜が周囲の自然環境とよく調和していて、著しく自然景観を向上させている
7.成木の植栽本数が多い
8.単木の名木は対象外
9.各都道府県から最低1ヶ所を選定する