2020年12月26日付日本経済新聞、NIKKEIプラス1では郷土汁を都道府県別に47品をリストアップ、読者にアンケートを実施、食べたい、作ってみたい郷土汁を回答して頂いた結果、1~10位を選出、宮崎の冷や汁は7位、四国・九州では宮崎のみ選ばれました。
その解説と選定コメントは以下のとおりです。
7位 冷や汁(宮崎県)好みの薬味 たっぷりのせて
宮崎では夏になると日常的に食卓にのぼる。アジなどの魚のすり身にあぶった麦味噌を加え、だしでのばして冷やし、豆腐やキュウリなどを加え、温かいご飯にかけて食べる。
・あつひやがたまらない。好みの薬味をたっぷりのせる。
・ショウガや青ジソの香味野菜も食欲をそそる。のどごしが良く夏の食欲のない日にはこれ。麦味噌の甘味とコクが最強だと思う。
・忙しい時や口をさっぱりさせたい時にはぴったり。
なお、他の10選は以下のとおりです。
1位 芋煮汁(山形県)牛肉 後を引くおいしさ
2位 三平汁(北海道)サケにジャガイモ 北の大地らしく
3位 カニ汁(鳥取県)殻からも良いだし ぜいたくに
4位 けんちん汁(神奈川県)おなじみのレシピ 実は鎌倉発祥
5位 赤だし味噌汁(愛知県)深いうまみ アサリやなめこで
6位 イワシの団子汁(千葉県)海の恵み おかずとしても
8位 とろろ汁(静岡県)粘り強い 地場の自然薯で
9位 すいとん(群馬県)野菜たっぷり 胃に優しく
10位 白味味噌汁(京都府)平安時代の貴族の味
また、候補となった47都道府県の郷土汁は以下のとおりです。
北海道「三平汁」/青森県「けの汁」/秋田県「だまこ汁」/岩手県「まめぶ汁」/山形県「芋煮汁」/宮城県「サケのあら汁」/福島県「こづゆ」/茨城県「レンコン団子汁」/栃木県「かみなり汁」/群馬県「すいとん」/千葉県「イワシの団子汁」/埼玉県「呉汁」/東京都「どじょう汁」/神奈川県「けんちん汁」/長野県「たけのこ汁」/山梨県「おつけ団子汁」/静岡県「とろろ汁」/愛知県「赤だし味噌汁」/岐阜県「こくしょ」/三重県「七色汁」/新潟県「のっぺい汁」/富山県「とろろ昆布のすまし汁」/石川県「小豆汁」/福井県「打ち豆汁」/滋賀県「泥亀汁」/奈良県「飛鳥汁」/和歌山県「高野豆腐のお味噌汁」/京都府「白味噌汁」/大阪府「船場汁」/兵庫県「ブリのかす汁」/鳥取県「カニ汁」/島根県「のっぺい汁」/岡山県「きび団子汁」/広島県「団子汁」/山口県「大平汁」/香川県「しっぽく」/徳島県「そば米汁」/愛媛県「伊予さつま汁」/高知県「カツオの味噌汁」/福岡県「だご汁」/佐賀県「だぶ」/長崎県「ヒカド」/熊本県「つぼん汁」/大分県「団子汁」/宮崎県「冷や汁」/鹿児島県「さつま汁」/沖縄県「スパム入り具だくさん味噌汁」