高校生原作の防災アニメを県が制作・公開

防災への意識を高めてもらおうと、県はアニメの啓発動画を公式チャンネル「楠並木ちゃんねる」で公開しています。2022年度に実施した防災小説コンテストで最優秀賞に選ばれた佐土原高校生の作品をもとに制作しました。

啓発動画となった受賞作は、中谷一路さん(佐土原高3年)が書いた「絶望の中のクリスマス」。クリスマスを目前にして華やぐ街で、バスで帰宅中の主人公が、車中で「いつか来ると言われていた南海トラフ地震」にあうという設定です。

大規模地震が発生した直後の切迫した状況で、しかも自身の地元から離れた不慣れな地域で、バスの乗客や住民と声をかけ合いながら避難するという内容となっています。

県は、災害発生時に声をかけ合うことの大切さが伝わり、SNS上の自身のアイコンを「無事です」と書いた画像にするといった、災害時の行動のアイデアも学ぶことができると評価し、動画にしました。 県の公式チャンネルのほか、防災関連イベントや出前講座などで活用していくそうです。

       

防災小説コンテストの最優秀賞作品から制作した動画(4分5秒)