平成31年4月19日(金)18時半から宮崎県東京ビル会議室で一金会が行われました。その結果の報告です。当日は約50名の参加で、講師に当会の顧問であられる 河野 昭 先生を迎えての演題「最年少学徒兵生き物語」~対戦車攻撃特攻隊兵の物語~です。
1931年台湾で生まれ、88歳にも関わらずお元気で1時間立ったまま一言一言しっかりと、まるで昨日の出来事であるかの様に、忘れ様にも忘れられない戦争の体験談として、貴重な出来事を滔々とお話下さいました。
大変ななか、何度も危険な目にあい、食べ物も何もないなか、生きのびて来られ、もう戦争は嫌だのお気持ち〜〜は想像に絶するものがあり、お聞きしたお話の中書ききれない内容で前後致しますが〜栄養失調の身、駅で頂いた弁当の白米、銀シャリのおにぎり、日本人に生まれて良かったと、水の尊さ、尊い命を捨てるものではないと父親の言葉、南十字星を見てお母さんと呼び泣いた、母親の有り難さ・自分一人が生き残り亡くなった方へのとむらいをしなければならないという思いで語り部として残しておきたい想い〜真実〜たくさんの人が亡くなり戦争は無謀であると、受付で頂いた〜
湾生いきものがたり〜のチラシ改めて読み返しても涙が止まりませんでした。
(湾生は台湾で生まれた日本人ですとの説明から話し始められ)
(湾生いきものがたりとしてNHKテレビに出すべく頑張っていると結ばれました。)
その後立食の懇親会、最後に「故郷」を合唱、そして二次会へとたくさんの参加で、次回の一金会も楽しみにしたい良い企画でありました。
昭和、平成、令和元年が〜あといく日かという今日、余談でありますが私の叔父は長崎の原爆で亡くなり、父は戦争に行き病気で帰され一緒に行った方は全員死亡〜
当日参加された一人ひとりの人生があり何らかの影響を受けた皆様もきっと御自分と重ねられてお聞きになったのではと思慮致しました。戦争のない平和な社会をと願う気持ちでいっぱいになりました。 (広報委員 藤田詔子)
P.S. 参加者にはこの4月1日に女性所長として初めて赴任された宮崎県東京事務所の福嶋清美所長にも駆けつけて頂き大いに盛り上がった会となりました。