県勢の現状と展望

                             令和3年1月28日
宮崎県東京事務所

一金会会員の皆様には、日頃から宮崎県政の推進につきまして温かい御理解と御協力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、皆様におかれましては、不自由な日常生活を余儀なくされておられることと拝察申し上げます。
本県におきましては、年末年始における爆発的な感染拡大を受け、1月に県独自の緊急事態宣言を発令する事態となり、現在、県民や事業者のご協力をいただきながら、最大限の感染拡大防止対策に取り組んでいるところであります。
皆様におかれましても、これまでお盆や年末年始の不要不急の帰省を控えていただくなど、大変な御苦労をおかけしておりますが、今後とも御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
県としましては、引き続き、新型コロナウイルスの収束に向けて徹底して取り組むとともに、アフターコロナを見据え、本県経済の維持・発展に全力で取り組んでまいります。
さて、本県には、人口減少問題への対応をはじめ、激甚化する自然災害や家畜防疫などの危機管理、生涯健康・活躍社会づくり、未来を担う人財づくりや産業振興などの課題が山積しております。コロナの先を見据えながら、これらの課題にも引き続き全力で取り組んでまいります。このような中、本県では、様々な分野で次代につながる成果が生まれています。

宮崎県内の高速道路については、未供用区間の解消に向けて着実に整備が進められております。
東九州自動車道は、平成28年4月に北九州市から宮崎市まで開通し、全線開通に向けて県南区間の整備が進められる中、平成30年3月に県南区間初となる「日南北郷~日南東郷」間が供用開始されました。その後、平成31年4月には、「油津~南郷」間、「奈留~夏井」間が国道220号油津・夏井道路として事業化され、さらに現在事業中の「清武南~日南北郷」間については、順調に進捗した場合、令和4年度に開通見通しとされています。
九州中央自動車道は、「五ヶ瀬東~高千穂」間及び「雲海橋~日之影深角~平底」間が国道218号として整備が進められています。
平成30年11月に「雲海橋交差点~日之影深角」間が先行して供用開始され、現在事業中の「日之影深角~平底」間については、令和3年内に開通見通しとされています。なお、令和2年4月には「蘇陽~五ヶ瀬東」間が国道218号蘇陽五ヶ瀬道路として新たに事業化されました。引き続き関係各県や沿線自治体等と連携を図りながら、県内高速道路の一日も早い全線開通及び暫定二車線区間の早期四車線化に向けて、全力で取り組んでまいります。

また、県の新たな防災拠点として、大規模災害時など県民の命と財産を守る司令塔の役割を担う「防災庁舎」が令和2年7月に完成、8月から運用を開始しました。防災庁舎は、免震構造の採用により高い耐震性能を備え、また、最大14日間の連続運転が可能な非常用発電機を設置するなど、大規模地震等においても継続して活動することができます。また、県のほか、国、自衛隊等関係機関の活動スペースに加え、大型車両駐車スペースそやヘリポートを設置することで十分な災害応急対策活動の場を確保しています。

そして、本県の陸の玄関口である宮崎駅西口に、新たなにぎわいの拠点として、大型商業施設「アミュプラザみやざき」や駅前広場が整備され、中心市街地の活性化や観光・物産振興など様々な分野への波及効果が期待されております。


さらに、医療の拠点となる新県立宮崎病院の完成を予定しており、本県が持続的に発展していくための基盤整備や拠点づくりが着々と進んでおります。
さて、コロナの影響で延期していた「国文祭・芸文祭みやざき2020」を、大会名は2020のまま、今年7月3日から10月17日にかけて実施します。記紀・神話・神楽をはじめ、国際音楽祭、本県の誇る国民的歌人若山牧水、魅力あふれる食など、多彩な文化資源や各地域の特色を生かしたプログラムを予定しており、県内外に本県の魅力を発信してまいります。

また、同じく今年7月に延期となった東京オリンピック・パラリンピックについても、引き続き、「縁起の良い」「結果の出る」合宿地として、本県のスポーツ環境を国内外に発信するとともに、ホストタウン交流を展開し、新たな観光資源も活用しながら誘客を図ってまいります。

県では、令和3年度の施策の展開に当たり、「コロナ危機の克服と新たな成長の基盤づくり」「将来を支える人財づくり」「地域経済をけん引する産業づくり」「魅力あふれる『選ばれる』地域づくり」という4つの柱に重点を置き、コロナ禍での様々な変化に的確に対応しながら、みやざきの成長につなげる取組を進めてまいります。
また、東京事務所といたしましても、引き続き、首都圏での県産品のPRや観光誘客促進のための企画や情報発信に努めてまいりますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。

 

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