宮崎県は古事記や日本書紀に描かれた日本発祥にまつわる日向神話の舞台であり、神話ゆかりの地が県内各地に多く残されており、また、神話の世界を舞で表現した神楽も200を超える地域で大切に受け継がれております。
神楽を継承し、持続可能な地域づくりに生かしていくため、また、神楽のユネスコ無形文化遺産への登録を目指した取り組みとして、この度、令和6年11月26日に国立能楽堂 能舞台にて木城町の「中之又(なかのまた)神楽」の公演を実施致しました。
中之又神楽は、江戸時代から続く伝統的な神楽舞、木城町の中心部から車でおよそ1時間、山間部に位置する中之又地区は人口およそ30人の小さな集落で、四季折々の神事や祭りで披露され、その荘厳で美しい舞は、多くの人々を魅了してきました。 また、去年、中之又神楽は6つある「米良の神楽」のひとつとして国の重要無形民俗文化財に追加指定されました。