郷土先人の《在京顕彰会》 東京牧水会

今回は東京牧水会についてご紹介します。

東京牧水会 会長:田原大三
事務局 〒274-0818 船橋市緑台2-9-1-301田原方 電話・FAX 047-448-5372(たばる)

発会:平成2年8月24日(牧水誕生日)設立準備会を経て、同年12月7日 若山旅人(牧水長男)いく子 ご夫妻をお迎えして、市ヶ谷の宮崎県ビルで発会式。
目的:首都圏における文化活動として、宮崎県の自然が育んだ国民的歌人【若山牧水】の業績を顕彰する事を目的に結成。主に、会誌『谿流』の発行や全国各地に存在する牧水顕彰会、及び関係団体(全国に約18団体)との交流を通して牧水の顕彰活動を行っております。
催事:当会では毎年、牧水誕生日(8月24日)に近い日曜日、牧水縁の地:京王百草園で「牧水歌碑祭・懇親会」を開催して来ました。
21年度は、榎本篁子氏(牧水初孫/沼津牧水記念館館長)、東郷牧水顕彰会、沼津牧水会、西伊豆牧水関係者等のご出席を頂き、懇親会では新潟から参加の当会員ともども、取寄せ弁当を肴に杯を交わし「牧水人」達で賑いました。

会誌『谿流』(毎年8月発行)は本年で19号となる。

【若山牧水】本名は繁。宮崎県東郷町坪谷に生まれる。平易純情な浪漫的作風、 旅と酒の歌が多く詠われています。歌誌『創作』を主宰する傍ら、童謡・短編小説を発表。中でも『みなかみ紀行』は代表的作品。
『若山牧水全集/13巻』は、昭和4年(牧水没直後)、33年、平成4年と3回も発行されました。また牧水歌碑は、北海道から沖縄までに301基を数え、今なお全国的に多くのファンを持つ郷土の先人です。

若山牧水 詠

    白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ

    幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく

    けふもまたこころの鉦をうち鳴しうち鳴しつつあくがれて行く