2021年7月3日から、「国文祭・芸文祭みやざき2020」が開催されているのはご存じでしょうか?
国体が国内最大のスポーツ大会であるように、国文祭・芸文祭は日本最大の芸術と文化の祭典。
都道府県持ち回りで毎年開催されている一大イベントなのです。
しかし東京オリンピックと時期が重なっているためか、イマイチ周知されていない…。
そこで今回は、「国文祭・芸文祭みやざき2020」がどんなイベントなのかを解説していきます!
国文祭は「地域の特色をいかした文化発表会」で、国文祭は、全国規模の発表会みたいなもの。
宮崎の文化活動を全国に発信することで、伝統文化の継承や、新しい文化の創造を目的にしています。
一方、芸文祭は「パラリンピックの文化・芸術版」、国文祭と合わせて開催される芸文祭は、障害を持つ方々が主役。音楽やアートなどの文化活動を通して、障害のある・なしの垣根をこえ、文化の創造・発展に参加できる場です。
大会名
第35回国民文化祭・みやざき2020
第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会
キャッチフレーズ
山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ
宮崎県では神代の昔から豊かな山と海を、そこから育まれるいのちをいただいてまいりました。また、そのことに対する感謝の心が様々な文化として芽吹き、これまで脈々と継承されてきております。
基本方針
1.「神話の源流みやざき」の探究
はじまりを知り、継承、熟成されたみやざきの宝を堪能する。
2. すべての県民が参画し、若い世代が輝く
すべての県民が大会へ参画するとともに、一体となったもてなしを行い、次代の文化活動を担う若者が躍動し地域の元気を牽引する。
3. 新しい出会いから始まる文化の創造
歴史を紡いだ本県の多種多様な民俗芸能や伝統行事、文化事業を再認識・継承・発展させるとともに、地域や世代、ジャンルを超えた全国的な文化交流により新たな文化を創造する。
4. 共に生きる 共に感じる 文化で紡ぐ共生社会
障がいのある人もない人も互いに人格と個性を尊重し合う共生社会を実現するとともに、新しいボーダレスな芸術文化を創造する。
5.「ひなた」に育まれた食と暮らし そして世界へ
日本のひなた宮崎県の豊かな自然が育んだ農山漁村文化と食文化を全国へ、世界へと羽ばたかせる。
会期
2021年(令和3年)7月3日(土曜日)~10月17日(日曜日)【107日間】
主催者
文化庁、厚生労働省、宮崎県、宮崎県教育委員会、市町村、市町村教育委員会、第35回国民文化祭宮崎県実行委員会、第20回全国障害者芸術・文化祭実行委員会、市町村国民文化祭実行委員会、文化関係団体等
ロゴマーク
このロゴマークは、人と人が繋がり手を取り合って文化が生まれていくというイメージを、水引をモチーフにデザインしています。太古から受け継がれてきた日本文化の素晴らしさを再認識し、新たな文化や価値観が生まれていくことを表現しています。
マスコットキャラクター
左から、音楽祭ひぃくん、神話むぅちゃん、牧水かぁくん です。
公式ポスター
神楽の舞台でめぐらせる「彫り物」を中心に、山から海へと流れる大河のように神楽を始め様々な文化が、悠久の時間をかけて伝承されてきた宮崎をデザインしています。
神楽面や鳥居のイラストとともに、国文祭・芸文祭で開催されるイベントもイラストで表現されています。
【補足】彫(え)り物とは、数百年にわたって受け継がれてきた宮崎の神楽において、その舞台である「神庭(こうにわ)」の周囲に巡らされる切り紙のことです。
広報用チラシ
「国文祭・芸文祭みやざき2020_さきがけプログラム」チラシ
以上