映画「月と。」の公開が6月10日、宮崎キネマ館(宮崎市高千穂通1)で始まりました。
製作したのは、バックグラウンドの違う宮崎の若者5人によるクリエーティブチーム「ROOMMATE」。脚本は昨年の2021年11月27日付「すべてが宮崎の連続短編ドラマ 制作するのは宮崎の若者すべてが宮崎の連続短編ドラマ 制作するのは宮崎の若者」でもご紹介しましたが、監督の伊達忍さんが書きました。
伊達さんは「今まではいわゆる自主映画らしいとがった作品や、ビビッドなカラーを使った作品を数多く作っていたが、本作は地方の普遍的で寓話的なものを描きたいと思った。内容は、どんな人でも一度は経験する『自分の人生を見つめ直す瞬間』を描いている。本作も、他人のストーリーという以上に、どこか自分の話と感じられる作品になっている」と話しています。
撮影は全て宮崎県内で行っています。プロデューサーの重留一実さんは「地方でもクリエーティブなことができるというところを打ち出し、宮崎の人々に届けたい」と話します。
伊達さんは「作品を見た人々に『自分たちも作品を発表できるかもしれない』と思ってもらえたら。定期的に作品を上映し続けているチームは宮崎にはないので、今回の上映で終わりではなく映画を公開し続けることが目標」とのことです。
撮影期間:2021年12月下旬~2022年3月下旬
撮影場所:宮崎県
上映時間:約30分
上映期間:6月10日から2週間程を予定
【あらすじ】
街中のカフェでバイトをしている理(サトシ)は恋人の利佳(リカ)が偶然もらってきたフライヤーに導かれる様にライブへ行く。
そのステージに現れたのはかつて理にとって憧れの存在だった月徒(ツキト)だった。再会した2人は徐々に距離を縮めていき。
やがて自分のやりたい事に真っ直ぐに生きる月徒の存在が理の人生に大きな影響を与えていく。