宮崎市出身の小説家「中村地平ドキュメンタリー映画」完成

宮崎市出身の小説家・中村地平を題材にした映画「中村地平ドキュメンタリー映画」の撮影については、2年前の2022年4月14日付けの「小説家・中村地平のドキュメンタリー映画撮影制作を開始」でご紹介しましたが、この度、完成し、試写会が実施されます。

1908(明治41)年、宮崎市内に生まれ、宮崎太陽銀行創業者の中村常三郎を父に持つ地平。「熱帯柳の種子」で文壇デビュー後、多数の作品を発表。「北の太宰、南の地平」といわれ芥川賞候補にもなるなど、南方文学を提唱する作家でした。終戦後は地元・宮崎に戻り、宮崎県立図書館の館長や父の跡を継いだ宮崎相互銀行(現・宮崎太陽銀行)社長務めるなど地方創生にいそしみました。

約80分ある本編では、地平や当時の宮崎や台湾、シンガポールなどの写真や映像、ナレーションで地平の生涯を振り返ります。映像には、地平の娘や、地平を研究する宮崎や台湾の大学教授、県立図書館で共に働いていた人など国内外の関連人物が登場し、地平の人柄や作品、当時の時代背景や文学などについて語ります。

3月19、20、23日は宮崎市で、24、25日は都城市で試写会があります。5月に東京、6月に大阪開催を予定しています。

 

「中村地平」ドキュメンタリー映画チラシ

中村地平ドキュメンタリー映画PV